The Courtauld Gallery

サマーセット・ハウス内にあるコートルード・ギャラリー。その前辺り（最後の画像）は何度も何度も通っているのに、そして、サマーセット・ハウスの中庭を何度も何度も通り抜けているのに、実はギャリーに入るのは初めて。もうすぐ終了する"Bruegel in Black & White"展と"Botticelli and Treasures from the Hamilton Collection"展目当てで行ってきました。

…が、ブリューゲルとボッチチェリの比較的マニアックな作品を集めたこれらの小展覧会よりも、私としてはやっぱり常設展の方が楽しい。以下は好きな作品。

Gogh, "Peach Trees in Blossom"
山の連なる様子が何となく日本っぽい風景画。右端の山は、富士山のように頂に雪をたたえている。有名な自画像（これもこのギャリ―にあり）の背景に描かれた浮世絵にはまさしく富士山が描かれていますが、ゴッホの作品の中に日本（的なもの）が描き込まれているのは嬉しい。

Gauguin, "The Haystocks"
ゴーギャンと言えばタヒチなのかもしれないけれども、ブルターニュを描いている作品が私は好き。

Picasso, "Yellow Irises"
いわゆるピカソっぽくない作品。黄色いアイリスの流れるような生命感が印象的。でも、どうして花瓶が絵の中心に来るように描かれているのだろう。

Matisse, "Still-Life with Fruit and Flowers"
日本画（墨絵じゃなくて油絵）のような色使い（どことなく安土桃山風？）。「どれか持って帰っていいよ」と言われたら、これをいただきたい。

絵画を鑑賞する前には、カフェで腹ごしらえ。このレーズンのパン、美味しいです。スタッフの方の対応もいいし、また行きたい。屋外のスペースも素敵。