Temple area [ロンドン散歩]
2月3日の"Dr Johnson Walk"(こちら)で一度来ているTemple area。その中にあるMiddle Temple Hall(3枚目の画像)はShakespeareのTwelfth Nightが初演された場所ですが(と言っても、建物はもちろん建て替え。当時の建築様式ではないし、第二次世界大戦中にTemple areaはかなり空襲の被害を受けている)、ここでThe Tempestが上演されるとあるパンフレットに記されているのに、検索しても何の情報も出てこないので、今日(3月9日)直接行ってみたのでした。どうやらパンフレットは間違っていて、上演されるのはHenry V。主催の団体名もおしえてもらったのですが、観るならThe Tempestの方がよかったなあ。どうしようかなあ。
Templeは、十字軍の時代にエルサレムで結成されたテンプル騎士団のイングランド支部が12世紀以降に本拠地を置いたことに由来する地名。その後、その強大化を恐れたヨーロッパの君主たちに冷遇されるようになり、テンプル騎士団のロンドンにおける資産は1312年に没収され、他の騎士団"Knights Hospitaller"に譲渡されることに。14世紀になるとこの場所を法律家たちも居住するようになり、ヘンリー8世が"Knights Hospitaller"を解散させた後も法律家たちはこの地に残ったため、以降、Templeと言えば、法律関係の地に。
ちょうどTemple内の教会(右端の画像)で、オルガンによるランチタイム・コンサートが開催されるところで、時間もあったので拝聴。音の振動がびりびり伝わってくる、あの感じ。やっぱりライブはいい。
2016-03-10 08:09
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