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Dickensian Walk 1 [ロンドン散歩]

Dickens House Museum主催?のウォーキング・ツアーに参加。ディケンズに馴染みが深いインを巡るもの。イン(inn)は「法曹院」と訳される場合が多く、法律や裁判に関係する事務所、育成場所、関係者の住まい、チャペル、庭園などを有する施設。

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地下鉄Chancery Lane駅から出発。Gray's Innへ。真ん中の画像をよく見ると、中心部分だけが色が黒く、古い(=第二次世界大戦中の爆撃を逃れた)ことが判りますが、ディケンズもそこで働いていたそう。『非商用の旅人』や『ピクウィック・クラブ』にも登場。右の画像はダイニング・ホール。ここでシェイクスピアの『間違いの喜劇』が初演。その前には、フランシス・ベーコンの銅像あり。

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左の画像はStaple Inn。『エドウィン・ドルードの謎』に登場。チューダー朝の建物で、シェイクスピアとディケンズというイギリスの二大文豪の両方が見た可能性あり。大通りを挟んだところには、シティ区とウェストミンスター区の境界を示すドラゴン像(右の画像)。

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かつてFurnival's Innがあった場所。1885~1901年に建て替えられて、現在はHolborn Bars。建築家アルフレッド・ウォーターハウスによるもの。ウォーターハウスは、自然史博物館やマンチェスターのタウン・ホールを建設したことで有名。ディケンズはこの場所に住んでいて、それを記念する銅像やプラークあり。

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左の画像はBarnard's Inn。現在はGresham College本部。『大いなる遺産』のピップがここに住んでいると設定されています。このコレッジは、無料で様々な講座を行っているらしい。その次の画像はTook's Court。ここにある"Dickens House No.5"は『荒涼館』に登場するスナグスビー氏の家。
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Oxford Circus駅からBaker Street駅へ [ロンドン散歩]

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7月2日。マーケットから帰宅して昼ご飯を食べて、図書館へ。夕方まで過ごして、地下鉄をオックスフォード・サーカス駅で降りて、ちょっと散歩。

オックスフォード・ストリートやリージェント・ストリートにはユニオン・ジャック。何かの行事? メリルボーン・ハイ・ストリートへ向かい、Daunt Booksに寄る。他にも店舗はありますが、2階から下を見渡せるメリルボーン店が好き。この辺りにはチャールズ・ディケンズが一時期住んでいたので、画像の浮き彫りあり。シャーロック・ホームズで有名なベイカー・ストリート方面に向かい、マダム・タッソー蝋人形館(私は、ここに入ったことがありません)の前を通り、地下鉄ベイカー・ストリート駅から帰宅。

ここ数日、にわか雨多し。ウィンブルドンの錦織選手の試合も雨で2度も中断した様子。それでも、ベスト16進出、おめでとうございます。
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Shoreditch [ロンドン散歩]

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ジェフリー・ミュージアムで『ハムレット』を観る前に、ミュージアム最寄のHoxtonの一つ前のShoreditch High Streetで地下鉄を降りて腹ごしらえ。パスタと野菜を重ねて温めたものと、サラダ。サラダはニンニクとゴマが効いていてちょっと韓国風。枝豆も入っていました。

味わいのある建物の多いこの辺りは、可愛いお店やカフェ等が多い楽しいエリア。日本にも進出?している雑貨屋"Labour and Wait"もあります(右の画像)。このお店は柳宗理や月兎印のケトルなど日本製品を扱ってもいて、何となく嬉しい。日本製品以外のラインナップも、シンプルでいい感じ。ただし、生活用品、買いたいなあと思っても、持って帰ることを考えると、実際に買うに至らないのでした。
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Westminster Abbey [ロンドン散歩]

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6月9日はディケンズの146回目の命日。ウェストミンスター寺院のお墓に花輪をお供えする式に出席してきました。寺院のすぐ傍にあるビッグベンの前を通る。右の不思議な空間は地下鉄ウェストミンスター駅。
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Covent Garden & St Giles Walk 2 [ロンドン散歩]

Covent Garden & St Giles Walk 1の続き。


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左の画像はSt Giles-in-the-Fields教会(Covent Garden & St Giles Walk 1の最後の画像)の門の1つ。Resurrection Gate(復活門?)。William Hogarthの有名な版画Gin Lane(ジン横丁、1751年)は、悪名高いスラム街だった、この辺りを描いたもの。Seven Dialsと呼ばれる柱(2つ目の画像)の横を通って、Covent Garden方向に戻り、Jane Austenが兄と共に1814年から翌年にかけて滞在していたという場所へ。オースティンはこちらを"all dirt and confusion, but in a very interesting way"と記しているらしい。Covent Garden Marketのすぐ近くです。38 Bedford Streetは、英国で初の女性向け週刊誌(1885年創刊)The Lady誌の本部。

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左は「1824年から25年にかけてDickensがここで働いていた」ことを記すプラーク。でも、ここだったのかなあ? その次は、画家のTurnerが1775年に生まれた場所。現在はカフェ。同じ通りにVoltaireが1727年から翌年にかけて住んでいたことを記したプラークもあり。最後の画像は、ロンドン最古のレストラン”"Rules"。創業はThomas Ruleが1798年に始めたオイスター・バーらしい。
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Covent Garden & St Giles Walk 1 [ロンドン散歩]

シェイクスピアの誕生日/命日の4月23日はダウンが必要なほど寒かったのに、5月に入って気温が上がり、ここ数日は真夏の暑さ(最高気温27度!)。周囲の人たちは"Lovely weather!"と肌の露出に余念がありませんが、私は日光に元気を吸い取られているような感じ。にも関わらず、5月8日はフェスティバル(こちら)を一通り見た後、冷たいカフェ・ラテでリフレッシュして散歩。参考書は愛読しているLondon's Hidden Walksのvol.2。


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地下鉄Covent Garden駅前から出発⇒Covent Garden Marketで楽団のみなさんが奏でる音楽に耳を傾け⇒Charles Dickens Coffee House。1859年から1870年にかけて、ディケンズがロンドンに出てきたときは、こちらの最上階にある小さなフラットに泊まっていたらしい。ディケンズの顔の垂れ幕の上あたりに、それを記したブルー・プラークがあるのですが、工事のため網が掛けられていて写真が撮れず残念。右の画像は、Lyceum Theatre。ここで、Bram Stoker(1847-1912。『ドラキュラ』の作者)が日雇いマネージャーとして働いていたのだそう。

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左の画像はTheatre Royal Drury Lane。私の記憶が間違っていなければ、初めてロンドンに来たとき、こちらの劇場でミュージカル"42nd Street"を観ています。次の画像はFreemasons' Hall。たぶん2006年にロンドンに来たときに中を見学。Royal Ballet Schoolの前を通り、少し歩いて、St.Giles-in-the-Fields教会へ。中世から19世紀半ばにかけて、ここは重要な公開処刑場。

Covent Garden & St Giles Walk 2に続く。
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London Review Bookshop [ロンドン散歩]

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大英博物館の近くにある本屋。travel writingやhistoryやfictonが充実しているのが嬉しい(けど、あれこれ買いたくなって困る)。今月の"Author of the month"は夏目漱石。カフェもいい。今日(5月7日)は、キャロットケーキ。右の美しいトーストは2週間前にいただきました。
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Ealing2 [ロンドン散歩]

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昨年の12月にランチにご招待いただいた(こちら)イーリング(ロンドンの郊外。ヒースロー空港とロンドン中心部の間くらい)のお宅(お嬢さんのお住まいの近くに、79歳の女性が一人暮らし)に、お借りしていたDVDを返しに行く…だけだったのですが、せっかくだからお昼ご飯でもご一緒に、ということに。一緒に準備して、天気もよかったので、外(玄関わきのスペース)で美味しくいただきました。

午後以降は予定があったので、食べたらそそくさとお暇。日本人の児童が多いという小学校の横を通って駅に向かっていたら、日本人ではない男の子から「こんにちは」ととても自然に挨拶されて、ほっこり。South Ealingの駅の近くには"Tetote"という日本人の方がやっているパン屋さんがあって、(前々から気になっていたものの私が偶然通りかかる場所ではないので)今日やっと購入。帰宅後に、フライパンでこんがり焼いていただく(←トースターを持っていないので)。やはりというべきか、懐かしいお味。
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Kensington Palace [ロンドン散歩]

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ケンジントン宮殿を駆け足で見学。

この宮殿があるケンジントン・ガーデンズは、ロンドン中心部にあるその他の有名な公園(ハイド・パークなど)と共にウェストミンスター・アベイのもの(領地)だったのが、ヘンリー8世、エリザベス1世の時代には王室の狩場へ。共和制期にはクロムウェルが支持者たちに分け与え、王政が復古してチャールズ2世、ジェイムズ2世の時代に再度王室のものとなって、一般公開されるようになったそう。

宮殿は17世紀にノッティンガム伯爵が建設し、名誉革命後、喘息だったウィリアム3世が環境のよい住まいを求めて買い取ったもの。その後、ヴィクトリア女王が戴冠前に住んだり、ダイアナ妃が離婚後も居城としたりした、宮殿とは言っても執務の場ではなく、王室関係者の住まいとして使用されてきたもの。目の前に公園があるし、住み心地がよさそう。ウィリアム王子やヘンリー王子は確かここから幼稚園に通っていたと思います。

ダイアナ妃などが着たドレスを展示されていて、見覚えがあるような気がするものもあり。マーガレット王女(エリザベス2世の妹)のディオールのドレスが素敵。ヴィクトリア女王が着たドレスの刺繍も素晴らしい。18歳で女王に即位したばかりのヴィクトリアが、初めて御前会議に臨む有名な絵もあり。この絵の中でヴィクトリアは白いドレスで初々しく、また知的なのですが、実際にはジョージ4世の喪に服していた時期なので、黒いドレスを着ていたとか。

右の画像は宮殿近くの花屋さん。
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Camden & St Pancras Walk [ロンドン散歩]

4月9日(土)はマーケットに行って(こちら)、図書館に行って、夕方、カムデンとセント・パンクラスを散歩。
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ユーストン駅の西側のハムステッド・ロードを北上して、モーニングトン・クレセント(Mornington Crescent)へ。ウェリントン侯爵の弟モーニングトン侯爵にちなんで付けられた地名らしい。この辺りは芸術家に人気があった場所。ヴィクトリア朝の印象派の画家ウィルター・シッカートの住んでいた家にはブルー・プラーク。その向かいの歩道に"Oliver Twist Has Asked for More"と刻まれた石があるのだけど、この矢印はいったい何を指している??

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カムデン・ハイストリートを北上して、その一本西側の静かな通りに入ると、ディケンズが21歳くらいのときに住んでいた家あり。建物の一部に黒い網みたいなのが掛けられていて、茶色いプラークが見つけにくかった。真ん中の画像では、黒い車の後あたり。『クリスマス・キャロル』のクラチット家の質素な家のモデルはここだと言われている。養老院(St Martin's Almshouses)跡?もあり。

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カムデン・ハイストリートに戻ると、カムデン・マーケットへ。奇抜な看板と人混みに圧倒されて疲れる。運河のある静かな界隈を散策するのはまた別の機会にして、ケンティッシュ・タウン(Kentish Town)から地下鉄に乗ろう、と、ケンティッシュ・ロードを北上したら、遠かった。カムデン・タウン駅から地下鉄に乗るべきでした。

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地下鉄をキングス・クロス&セント・パンクラス駅で降りて、セント・パンクラス・オールド・チャーチへ。その基礎は314年に築かれたらしいロンドン最古の教会。『フランケンシュタイン』の作者メアリ・シェリーの両親の墓もここにありますが、この日にここに来た一番の目的は「ハーディー・ツリー」を見るため。19世紀前半に鉄道が敷かれたことにより、(セント・パンクラス駅の裏にある)この教会の墓地は大荒れ。それを1860年代に整備することになったとき、その役目を仰せつかったのが、建築家として働いていたトマス・ハーディー。ハーディーは倒された墓石を、木の根元に集め、墓石を木と一体化。墓石に新たな生命が吹きこまれたよう。おそらくその時の経験を詠んだ詩が、The Levell'd Graveyard。セント・パンクラス駅と一体化しているミッドランド・グランド・ホテルを裏から眺めながら、キングス・クロス&セント・パンクラス駅に戻り、そこから帰宅。

Clare Tomalinによるハーディーの伝記Thomas Hardy: The Time-torn Manによると、ハーディーがこの教会で作業をしていたのは1866年の秋から冬にかけて。メアリ・シェリーは、教会が荒れる前に、両親の遺体を別の墓地に移動させていたらしい。現在この教会にあるのは、彼女の両親(ゴドウィンとメアリ・ウルストンクラフト)の遺体があったことを記す記念碑と、ゴドウィンの2番目の妻の墓。(2016年5月8日に書き加え)
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