Brixton Walk 1: Windrush Square [ロンドン散歩]

BrixtonはBlack Cultural Archiveに行って以来2回目。1時間半くらい散歩してきました。まずはBrixtonの地下鉄駅を出て左折したらすぐのところにあるWindrush Squareへ。


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画像は左から、Lumbeth Town Hall、Ritzy Cinema、Tate Library。Windrush Squareはこれらの建物や、下段右の建物などに囲まれた気持ちの良い広場。図書館名にその名を残すSir Henry Tate(1819-99)の胸像もあり。Sir Tateはビジネスマンで、角砂糖を発明した人。美術品を国に寄贈してTate BritainやTate Modernの基礎を作った人でもあります。私のロンドン散歩の参考書London's Hidden Walksのvol.3によると、Tateが亡くなったときにはまだ野原だったこの土地をTateの夫人が買取って地域に寄付し、Brixton Ovalと呼ばれていたのがTate Gardensになり、その後、Windrush Squareと呼ばれるように。

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Windrush Squareと呼ばれるようになったのは、第二次世界大戦後の人手不足が深刻だった1948年に、Empire Windrush号に乗った493人の移民がジャマイカからやって来て、この近くに住むようになったことに由来。当時のロンドンは人種差別が激しく、同じルーツを持つ者同士、近くに住んでいないと危ない…というわけで、その後やって来た移民もBrixtonに住むようになり、現在では人口の約4分の1がアフリカ系/カリブ系の人たち(ロンドンのその他の地域の平均は約8分の1)。広場をよく見ると、敷石?の一部がサトウキビ模様だったり、1960年3月21日に南アフリカのシャープヴィルの警察で起きた虐殺事件(Sharpville massacre)のモニュメントがあったり、右の写真の煉瓦造りの建物の横にBlack Cultural Archiveがあったり。彼らの歩みがこの広場に刻まれています。
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